あの日、この日

ガタッ

これ以上この場にいたくなくて席を立った

向かう先は屋上

ヒュー

まだ肌寒い風が顔に当たって痛い

けれど心地いい

ここは私の居場所だから

制服のポケットからウォークマンを取り出し、お気に入りの曲を聴く

フェンスにもたれかかり足でリズムを刻む

目に映るのはいつもとなんら変わりない景色