白い空間―…。


時間に支配されない、

緩やかな流れの中で僕は、


数時間、数日間という時を過ごしたような、


でもそれはほんの一瞬だったような、


曖昧な一時を

僕は意味もなく楽しんだ。



歩くでもなく、

走るでもなく、

ましてや休むことなんてない。


曖昧な一時を


僕は意味もなく過ごした。