妖精さん!!   第1段階目

「そりゃあ、いろいろと。な。それより、お前の願いは“モテたい”でいいのかよ。」
「さっき私の情報見たって言うなら私の好きな人も分かったでしょ?」
「…おう。だから、そいつにモテたいじゃなくていいのかよって、言ってる。」
さっきから立ちっぱなしで、疲れてきたので、勉強机のところにある椅子をひいて座る。
座った瞬間ため息が出たのは、こんな話題のせいか、コイツがきたせいか。

…多分どっちもだ。

「“モテる”でいいよ。好きな人にモテても意味ないから。モテてモテて、嫉妬させられたら、私は満足。」
「本当にそれでいいのか?」
「うん。」
「…涙ぐんでるのは、俺の気のせいか?」
「そうなんじゃない?」
「声が震えて聞こえるのは?」
「それも、気のせいなんじゃない?」
「……そうか。」