俺達4人は今、車である所に向かっている。

俺とりこ、そして真平とその彼女の直子の4人でキャンプに行こうということになったからだ。

俺と真平は高校時代からの友達で、りこと直子もそうだった。

俺と真平はだいたい悪ふざけが好きだった。

三日前

「くそみたいにあついな」

仕事中、車にダンボールを運び込みながら真平が言った。

「本当に暑い。しかし、この家、荷物多過ぎだな」

「本当、少しは大型ごみにだせって話しだ」

俺と真平は二人で身寄りのない亡くなった人の家の荷物を整理するという仕事をしていた。