強引に進めようとする珊汰に仕方なく
「誓いますー。」
と告げると、おもむろにポケットから何かを取り出した珊汰。
「俺も、誓う。ずーっと雪乃と一緒に居る。雪乃に、誓います。」
そして、あたしの左手を取った珊汰は、手の甲にキスを落とした。
「……これ…、」
キラリと輝く、薬指の指輪。
慌てて顔を上げると
「メリークリスマス、雪乃。」
優しい笑顔の珊汰があたしの視界を滲ませた。
メリークリスマス
あなたが居れば
それだけで。
メリークリスマス
どんな寒空も
輝いて見えるから。
ふわりと浮かぶ
白い吐息に合わせて
このままずっと
繋いだ手を離さずに。
――メリークリスマス
今宵
空から舞い落ちる
雪のパレード。
二人だけの
二人の為だけの
サンタクロースからの
贈り物。
あたしだけの、珊汰。
あたしだけの
サンタクロース。
fin,

