永遠に....

*

*

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「楽しかったね~」

ソファーに並んで座り、日和は慎司の肩に頭を寄せている

「二人とも喜んでたよ。ありがとね」

日和は慎司にkissをした

試着会の後、鈴音と悠莉の買うものまで一緒に払ってくれたのだ

「たまにの息抜きも必要だろ?」

「そうだね」

ピロ~ン

慎司の携帯がなった

「...」

携帯を見ながら黙りこむ

「どうしたの?」

「...」

慎司はため息をする

「今週の金曜日、鈴木財閥の娘の誕生日パーティーがあるらしい」

「鈴木財閥...」

鈴木財閥とは、新垣家にとって大事な取引先であり、噂では慎司の婚約者候補に上がっている

慎司の親は特に気にしてないらしいが、鈴木財閥の親たちが結婚させようと...のりのりらなのだ

「じゃあ、服だしとかなきゃね」

日和は平常心を装うことしかできなかった

日和は慎司の結婚を止めることができないと思っているから

まだ先のこととはいえ、笑ってお祝いできるだろうか

年を重ねるごとに、不安になる日和

「めんどくさいな」

「....」

慎司はパーティーに興味がないのはわかる

「私は楽しみだよ。ドレス着れるし!何着ていこうかな~」

「...日和は何着ても似合うからな」


『不安はもらさない

ずっとこの関係が続くまでは...

少しでも不安をもらしたら、慎司を困らせることになる

だから、演技をする

そう決めたから』

日和の決意は固かった