「愛友ちゃんでしょ?いっらっしゃい。」

高くて女の子らしい可愛い声。


「名前…なんで知ってるの?」

「私は小さい頃から愛友ちゃんを見守ってきた。でも、今回ばかりは限界のようだったから」

「ありがとう」

「いいえ。入って」

中はいたって普通のお家だった。

ただ、リスさんがお昼寝しているのは除いて。


私がリスさんのこと見ていると、うさぎさんは呆れたような顔をしてリスさんを無理やり起こした。

「愛友ちゃん来たよ?」

うさぎさんがそう言うとリスさんは目を見開いて私を見た。

「愛友ちゃん…」