ふぅ…。決定かぁ、どうしよう。

   あ、さっき話してた海波も同じ河並中2-5のクラスメートで私の心友だ。



   キーンコーンカーンコーン


「あ、ひぐっちゃーん!!」と、ドアの方から聞こえてきたのは2ー2の大前 実穂(おおまえ みほ)。
友達だけどよく人をイラッとさせる。

「あ、みほ…。」

「みなちゃんもおいでー」と海波も呼ぶ。

「亜矢行こ。」 「あ、うん。」

海波と実穂は同じ部活。うちは吹奏楽だからちがうんだ。
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「あ、ひぐっちゃんはさ、いつ告んの?」

「いつでもいいじゃん。ってかまだ決めてない。」

「じゃあさ、みほからの今日の宿題。今日中の告っちゃえ。」。。。は?何それ。

「じゃあみほ戻るね。バイバイ」


「はぁ?何でみほに宿題とか言われなあかんわけ?別にいつ告おうがいいじゃん!」

「亜矢...。」

「あ、ゴメン。別にみなみに言ったんじゃないからね。気にしないで。」

「大丈夫だよ。気にしないし、わかってるよ。それに今のは仕方ないって。」

「だね。ありがとう。」







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