全てを思い出した僕は悟った。 まだ、僕には霊感があった。霊は見えていた。 今日、僕は死のうと思う。もう僕には、生きる目的がないのだから。 「お気の毒ね……まだ亡くなられたことが受け入れられないんでしょうね、無理もないわ」 「あの事故さえなかったら……あの事故のせいで大切な家族を立て続けに亡くされて。本当にお気の毒だわ―― ――――ご主人」 h27.1.26