「あー、やっぱりここはいいなっ!」




1人、空に向かってそう叫ぶ陽向。





「だなー…」




俺は、軽く流しながら返事をする。


俺らが来ている場所は、屋上。





「早く食べよーよ!」





「あぁ」





さっきから、俺と陽向しか喋っていない。





「氷空?そーらっ!」




ぼーっとしていた氷空に、脅かす陽向。





「あ、おう…」





何あったんだ…?





「氷空、何かあったらすぐ言えよ?」





「うん、さんきゅー」





やっぱなんかおかしい。