パリーーーンっ






「やべっ……ハデに割りすぎたか……」





これぜってー気付かれたわ。






「ま、相手が何人いようが倒すけど」






ダダダダダダダダダ……






「おーおー。いい根性してんなぁ?」





「あ?」





相手は5人全員、鉄パイプと金属バット所持。





「どこ高だァ?ガキ」


 



「瀬川高校」






そう言うと、一瞬驚きを見せた。






「瀬川かぁ…ずいぶんイイトコ行ってんなァ」






「まぁ、少なくともお前らよりは頭いい」






「「んだとっ!?」」







「ホントのことじゃん」







低知能って、ホントつりやすいわ。







「こいよ」








「「オラァあああああああ!!!」」







金属バット持ってんなら、ちゃんと使えよ







「ナメんな」







カランカラン……







「おい……」







足元に倒れていた、おしゃべり金髪の頭を掴んで、ムリヤリ起こした。







「な……なん………だよ」








「女、いんだろ…?」








「い……います」 









「どこだ」











「最上階の……社長室」










「さんきゅ」










今助けてやる。













待ってろ。