「あ、ここは?」




俺達が来たのは、小さい子が好みそうな店。




「おー、いいじゃん」





「入ってみる?」





「うん!!!」




ゴツっ




「いでっ」




麗人が、陽向の頭を一発ゴチん。




「だーかーらー、お前のために来たわけじゃねーの!ったく…童顔チビ」




「あーあ。言っちゃった」




俺はしらばっくれる感じで、さっさと店に入ろうとする。




「童顔じゃないし!チビじゃないし!170あるし!」





「え、あんの?(゜゜)」




麗人はからかう様に、身長のことを言う。
陽向にそれ言うと、ホント怒るしね。




「うるせー!麗人は成長期が早いだけ!」




「はいはい、分かったよ。早く入んぞ〜」




「もーっ!」




カランカラン…


あー、なんかカフェみたい。
何時間いても、飽きなさそう!



「いらっしゃいませ♡何をお探しでしょうか?」





「3歳児向けのお菓子とか、洋服欲しいんすけど」




あれ、服も買うんだね。
…そっか、麗輝ももうすぐ誕生日か。



「あら、学生さんですよね?」




20代の女性店員の人が聞いてくる。




「あ、弟です」




「そうなんですね♪では、お探しします」




「ありがとうございます」




ここからが、本題。
麗人、見た目の割りには選ぶセンスがない。
特に、自分のモノ以外は……





「服なら俺に任せて」





ここは俺が何とかしよう。




「サイズ…95かな?」





「でもさ、男だし100にしたら?麗人みたいに、急激な成長期を迎えるかもしれないしさ?笑」




嫌味っぽく、麗人に言ってみたら、
案の定、怒りました。




「早く見つけろ!」




「ハイハイ」




そして、俺のセンスを発揮する時が!