「っ!」 しまった寝すぎた。 目覚めた瞬間にわかった。 あたりはもう真っ暗だ。 …真っ暗? 何も見えない。 少なくとも外の街灯の灯りくらいは部屋に入ってくるよね? 「…」 手をソファーの肘掛けに乗せようとした。 しかし、あるはずの肘掛けを通り抜けて地べたを触る。 …芝生だ。