と思ったら
前の家のチャリを持ってきた
「…へ…?」
「ここ、澤田ん家なんだ。だから大丈夫!」
「大丈夫じゃない…!ちゃんと断りいれなきゃ…」
「めんどくせー…」
そう言って澤田くんに電話をかけ始めた。
「あー、お前のちゃり借りるから!あぁ、問題ないだろ?じゃあ今日夜返しにくるから。おお、じゃーな。
借りていいって、ほら乗れよ」
「…だから立てないって…」
「あーもー、ほら」
すると、両手を差し伸べてきた
「全体重かけるよ?じゃなきゃ立てないから」
「おー!」
あたしは本当に全体重をかけて立った
いや、じゃないとまじで立てなかったから。
「おもっ!」
「うるさい!お前はあたしを乗っけて家まで送ってけ!」
「ったく…人使いの荒い奴だ」

