小さな駄菓子屋の入り口で髪の雫を落としている芦田。

傘忘れるのは仕方ないとして、タオルも持ってきてねえのかよ。それでも女子か、こいつは。


俺は鞄を漁ると中のジャージを引っ張り出した。


「これ着ろよ。」

「いらん。」


こいつ〜〜〜!!
人の親切心をなんだと思ってんだ!