きみの右手にぼくの左手を








田辺 海生──



たとえ、どんなにわたしの記憶が喪失されても、彼だけは絶対に忘れない。

彼は、わたしの人生でいなければならない人。


それは今も、今までも、これからも、ずっと、ずっと。




なぜなら、



海生は、

わたしの「しあわせ」であり、



わたしのすべてだった───