あの場所で。


そして数分バイクを走らせるとあっという間に海についた。


私はさっさと1人であの場所へ行く。


楓は後ろからゆっくりと着いてくる。


私があの場所について腰を下ろすと、その隣に楓が腰を下ろした。


そこで私はなんとなく呟いた。


「闇から抜け出すにはどうすればいいのかな」


海人を見てて、そう思った。


自分も含めて、だけど。


「お前...」


「あのさ、そのお前っていうのやめてくれないかな」


楓の言葉をさえぎって言うと何言ってんだ?みたいな顔をされた。


「いつもお前って呼ぶじゃん。

愛結、って名前ちゃんとあるんだけど」


「あぁ...」


「今度からお前って呼ぶの禁止ね」