あの場所で。




自分で帰る、とは言ったものの。


帰るまでの距離が憂鬱。


帰りたくない、というのが本音だ。


一歩歩くたびにどんどん家に近づいていく。


そんなことを考えている間にもう家についていて。



「ふぅ...」



鍵を開けると。


黒い男の靴が並べてあった。


.....またヤってる。