あの場所で。



「す、すみません!

コラ、ちゃんと前見ないとダメでしょ!」


「あ、いえ、全然大丈夫です...」


「ごめんなさい...お姉ちゃんごめんね」


「ううん、大丈夫だよ。

怪我とかない?」


「だいじょーぶ!」


泣きそうな顔から笑顔に変わったのでそれに安心をして


「そっか。よかった。では...」


その場から立ち去った。


─あんな笑顔になれる家族がほしかったな。


少し羨ましく思いながら席に戻った。