あの場所で。



「お前ら、こいつを姫にすることにした」



「はっ、ちょ「姫なんかいらねぇよ!」」



私の言葉を遮って、無口だった海人が怒鳴った。


私だって賛成だ。


勝手に連れてこられて、断ったはずなのに姫にするとか言われて。


はいそうですか、なんて言えるはずもない。



「ほら、嫌がってるみたいだし。


姫にはならないよ」



「お前はちょっと黙っとけ。


海人、ちょっと来い」



一瞬カチッときたけど。


そのまま楓と海人がでて言ってしまったから、誰かに怒りをぶつけることなくおさまった。