そんなことを考えていると。
「....ここにいたのか」
制服姿の楓がいた。
「なんでここにいるの?」
「なんとなく」
なにそれ、と少し微笑んだけどやはり笑うのは少しキツかった。
「お前、なんかあったのか?」
このぎこちない笑い方に気づいたのか。
それとも昨日のことが気になったのか。
どちらにしろ私に違和感を感じたんだろう。
「まぁ、色々とね」
「やっぱお前姫になれよ」
「その件はお断りしたはずだけど」
「じゃ、ちょっと付きあえ」
「は?...ってちょっと!」
突然腕を掴まれてバイクが置いてある方向に向かった。
その掴まれた所は色はでていないけど押すとアザのような痛みがでる所だったから、少し顔を歪めると。
それに気づいたのか、手を持ち直して手のひらを握ってくれた。
