あの場所で。


────…………



「ん、ただいまーって……寝てるし」



風呂から上がってリビングに戻れば、愛結はソファで寝ていて。



……どうすっかな。



一応部屋に運んどくか、と考えて、愛結を抱き抱えると、愛結の部屋のベッドに寝かせた。



「……軽すぎ」



まぁ、あんま食べれないとか言ってたしな。これから食べさせればいいんだけど。



ふ、と。ベッドに目を移すと涙を流している愛結がいて。



「……ごめ、んなさ、い……」



苦しそうで、今にも壊れそうな声でそう言う。



───愛結、俺はお前を助けたい。



愛結の隣に入ると、泣いた子供をあやすように抱きながら頭を撫でる。



「……おやすみ」



サラサラの髪に口付けを落として、そっと目を閉じた。