あの場所で。


「愛結、」


「楓……」


近くにかけよると、そっと抱きしめられて。


「愛結が話してくれるまで待とうと思ったけど。

もう我慢できねぇ」


───何があった…?


不安そうに聞いてくる楓に。


「あの、ね…」


ソファに座らせてから、昨日の帰ったあとのことをすべて話した。


「ごめんな……」


「謝らないで?楓は何もしてないじゃん。

自分を責めないで?」


「……っ。

何もできてないことが悔しいんだよ」