あの場所で。



他の3人の顔を見て。


1人、見覚えのある顔を見つけた。


ソイツは昨日カフェで話した人で。



「ふっ。また会ったな」



「まさか、同じ学校だとはね」



「あれれ?二人共知り合い?」



「まぁね」



「楓が自分から話すなんて珍しいね」



あの中の爽やかそうな男が初めて口を開いた。



「あ、誰?って顔してるね。

僕は 神崎 柊也(Syuya Kanzaki)だよ」



よろしくね、と。



「で、僕のうしろにいる無口な奴が、本城 海人(Kaito Honjo)。

楓...のことは知り合いっぽいから大丈夫か」



「あなたたち暴走族だっけ?」



まぁあの人の仲間らしいからたぶんそうだと思うけど。



「そうだよ。

僕が副総長で、楓が総長。


蘭と海人は幹部なんだ。


あともう一人、他クラスにいるよ」



「ほらほらみんな席つけよー」



説明し終わったところで担任がきた。


─なんてタイミングが悪いんだ。



「おっ、橘来たのか!」



よかったよかった、と満足そうにしている担任。


たぶん明日はこないと思うけど。