あの場所で。


そしてしばらく他愛のない会話をしていると、いつの間にか夕日が沈んでいて。


辺りが暗くなっていた。


「じゃ、そろそろ行くか」


行く、って帰ることだよね...


「...うん」


「そんな顔すんなよ。帰るわけじゃねぇから」


「え、なんでっ...」


わかった、の...?


「顔に出てる。あのカフェ行くぞ」


顔に出てたの...?


「あ、うん」


気をつけないとなんでも見透かされそうだな、と。


楓の背中を見ながらそう思った。