すると、隣に座っていた悠が、 「汐梨、結構睨まれてるな。」 そう声をかけてくる。 「うん。そうなんだよね。」 「まぁ、気にしなくて良いと思う。 そんなことより、楽しんで。」 そういって、悠は、頭をポンポンっとしてくれる。 少し恥ずかしいけど、気遣ってくれるのは、嬉しい。 「うん。」