学校では女子に囲まれ、とっつきにくい感じの一条くん。
だけど、話してみると意外に話しやすくて、会話が終わることはない。


「じゃあ、俺、ここだから。」


「うん。じゃあ。」


一条くんは、あたしが降りるバス停の一つ前で降りた。

あ、メール、誰だったんだろう。
急用とかだったらどうしよう。

まぁ、いっか。