女子2「いや、あの、私たちは…」 悠「言い訳とかいらない。早く消えて。」 悠が、普段より低い声を出す。 女子たちは泣きながら、逃げていった。 悠は、あたしにかけよる。 そして、あたしを椅子に座らせて、その正面にしゃがんだ。 「汐梨っ。大丈夫…じゃないか。 ごめん、俺のせいで。」 「ううん、大丈夫。 …悠のせいじゃないよ。」 そういって、微笑む。 「無理に笑わないで。」