__ガチャ…



扉を開けると、
靴下をちょうど履き終えた姉と目が合った。


「…ん?」



まだ、寝ぼけていたためか、



「……んん?……お姉?……どしたの?」



と、とても眠そうな声が出た。

……まぁ実際、とても眠いのだが。



「大丈夫。なんでもないよ。((ニコッ」



「…?…ほんとに?」

と、首をかしげながら言う。



……本当なのだろうか。

いつも、姉は誤魔化す時にはぎこちない笑みを浮かべる。

……。


「うん。」

姉の目は、、
辺りを警戒するように、キョロキョロと泳いでいる。


(……お姉、、目が泳いでる。)

「…ほんとかなぁ?だってだって、凄い音したよ?」

と、言うと、姉は、