「あーーーーーーー!!!!」

姉をベッドに押し倒したまま、妹は大きな声をあげた。


「はっ!?え、ちょっ、」

ガバァッ!!!!!

妹は、枕を持ち上げた。



「」


「……」


「…………。」


「…………お姉……。」


「…………ぅん…………。」


「…………お姉……?」


「……………………………………ごめんなさい。」

ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙!!!!!
姉は、声にならない悲鳴をあげた。

……バレた。

これは、やばい。


「……うむ。
てか、お姉、何個目?これ。」

少し責めるような口調で妹は言ってきた。

心がチクチクと痛む。


「…………に、2個目かな、あははは…。」


「…うそ。絶対ちがう。」

……5個目だということはさすがにバレたくはない。


「っ!……や、ほんとだって……。((汗」



「ちがうね。本当は?」

う……。
言わせる気だな……。

言わないし言わないし言わないし言わないし言わないし言わないし……!!!!!

「言って。」


妹にしては、とても威圧感のある声で言ってきた。



こ、こわーー!!!


結局、姉は、言ってしまった。


「………………5個目です、すみません。」


「…うわぁ…。」


「……ぅ…。さ、さぁっ、学校行こうか((汗」


「……クスッ…。はぁいw」


クスクスクスといつまでも笑っている妹に、
むぅと不機嫌になりつつ、とりあえず学校に行こうと思う姉でした。