そして、委員会の日。



川島は朝からあんまりテンションが
高くない気がする。


…そんなに俺のこと嫌いなのか。



てか、俺なんもしてねーのに、
まじいみわかんねーんだけど。



まぁ、しばらくは様子見、ってことで。






それからすぐに放課後になり、
俺は委員会へ行くことにした。




でも、問題がひとつ。



この学校ではなぜか、

“委員会にはクラスごとに行く”


という校則がある。



だから俺は裕太とではなくて、
こいつ、川島と行かなければならない。



なのによ。



川島のやつ、廊下に出て行っちまうし。


しょーがねーから、待つけどさ。


…今回だけは。



それから、5分後ぐらいに帰ってきた
川島。



だからしょうがなく、俺が川島のほうへ
いって声をかける。



「おい。委員会いくぞ。」



一瞬、びくっとしたけど、
なんとかなりそう。



そんなこんなで委員会はなんとかなった。



俊介に優しくしとけって言われてたから
ちゃんと優しくしたし。



…まぁ、
途中で飽きて普通に接したけどな〜



でも、たとえ嫌われてたとしても
心開いてくれたっぽいから、これから
いじったりしてもなんとかなるだろう。



あいつさ、いちいち反応してくれるから
まじうけるんだよなぁ。



やっぱ、今年は当たり年みたい。



担任もまぁましなやつだし。


俊介いるし。



…川島いるしな。