「俊介〜」
「ん?あ、緑化決まったか?」
「おう、俺がやることになった。」
「うん、、一部始終みてたけど…
あんま、いじめんなよ?笑」
「別にいじめてねーし。」
俺はただ、自分が緑化委員になるために
田部と少し話しただけ。
別に、脅そうとか考えてねーし。
「……はぁ。ま、いーや。
じゃあ、碧は川島とだから。
なかよくやれよー?」
なぜか俊介になかよくやれ、と言われて
しまった。
「?俺は基本的に別に普通に
接するけど?」
「いや、いつもより、少しだけ優しく
接しとけ。最初だけでもいーから。」
「だから、なんでだよ。」
意味わかんねー。
俺、女に媚び売る的なことしたくねーん
だけど。
「……あれ見てみ。」
俊介が、あるところを指さした。
そこをみると、川島が友達と立っていた。
「あーまじ最悪!!
ほんと、結城と一緒とかやだ!!
死にそう……」
いやいやいや……
待てよ。
俺、なんもしてねーんだけど。
「そーゆうことだから。
優しくしてやれ。じゃなきゃ、
仕事どころじゃねーだろ。」
たしかにな。
とりあえず、川島と仲良くなるところから
始めるか。
「わかったよ。ちょっとは優しくしとく。」
「おう、よろしくな。」
まぁ、めんどくさいけど、
ちょっとおもしろそーだな。
何がかって?
……川島に決まってんじゃん。
なんつーか、
ばかっぽい。
からかいがいがありそーだな。
うん、
今年は面白い1年になりそーだな。

