ま、1日めはそんなに時間なかったし、
しょうがないけど。
今日は2日め。
とりあえず、誰か1人だけでも、
友達、作るかな。
とか思ってたんだけど……
「ん?…あ、碧じゃん!!!」
「お〜。俊介か。」
平野俊介(ひらの しゅんすけ)
俺の……
なんだろ?
親友ってことにしとくか。
てことで、
今年はそこまでがんばって友達を
作らなくてもなんとかなりそうだ。
昔からこいつの周りには自然と人が
集まってたし。
たぶん、こいつ…俊介と一緒にいれば、
今年はなんなく過ごせるだろう。
「碧が同じクラスって昨日は
気づかなかったよ〜
これからまたよろしくな!!」
「おう!!こちらこそよろしく!」
「ところでさ、碧、委員会とか何か
入んの?」
あー…
全然考えてなかった。
どーすっかな。
「…俊介はどーすんの?」
「俺は、委員長でもやろーかと
思ってる。」
うん、俊介にはすげーあってる
委員会だよ。
「がんばれよ。」
「おう!さんきゅ!
あ、そーだ、お前、
緑化にでも入ったら?」
緑化委員かぁ〜
え、でも…
「なんで緑化なんだ?」
「だって、仕事あんまないしさ。
碧、めんどくさがりやだし、
向いてると思うけど…」
ほら、教科係とかのほーが
仕事多いじゃん?笑
って俊介は笑って言う。
さすが、こいつは俺のこと
よくわかってんな〜
…よし。
「んーじゃあ、俺、
緑化委員やろーかな〜」
「おう!!がんばれよ!」
「おう、さんきゅ♪」
今度はさっきと立場が逆だ。
少しだけ、変な感じ。

