うちは黙って結城の少し後ろについて
歩く。
委員会をする教室はひとつ上の階の
2年1組の教室。
教室につくと、もう何人か来ていた。
席は自由ならよかったんだけど、
クラス順、ってことで、
うちは強制的に結城の隣。
少し落ち込んでいると、
「あ、由奈〜!やっと来た!」
先に来ていたらしい千佳がよってきた。
「あ、ごめーん!
ちょっと遅くなっちゃった。」
「ううん、大丈夫よー!
でさ……
ペアと大丈夫そう?」
千佳は遠慮がちに小声で聞いてきた。
「…まぁ、大丈夫っちゃ大丈夫だけど…
やだ。」
「は、はは……
ま、がんばって☆
じゃあ、そろそろ席戻るね。」
「うん、なんかありがと〜」
そう言って、うちらは席についた。
結城はというと、まだ他のクラスの
男子と話している。
「ほら、席つけー!
委員会始めるぞ〜」
担当のおじいちゃん先生が入ってきた。
この先生はちぃ先生と違って、
嫌われてる側の先生。
いや、逆かも。
ちぃ先生だけが特別なのかも笑