「なんでお前たちが朝っぱらからここにいるんだ…」

柚木海はため息まじりに呟く。

「なんで、っておかしな事きくんやのぉ。」

望月帝はタバコに火をつけて首を傾げた。
海は灰皿を用意する。その自分の行動に項垂れていた。それが【日常】になっていたからだ。

「ご飯食べに来たんだよ！海ちゃんと！学校もあるしさ！」

水谷春夜は無邪気に笑っている。

海は暫く頭を抱えながらもふっ、と笑い身支度を済ませようと着替えを始めた。

「海ちゃんの生着替えだよ！！帝！」
「えぇ朝やのぉ…」

眺められながら着替え、とゆうものは随分不愉快なものだった。当然キレる海。

「お前らさっさとキッチン行ってろっ！！」

「きゃー海が怒ったー」
「怒られちゃった！」

二人を部屋から追い出すとさっさと身支度を済ませ今いる二階の自室からでて1階のキッチンへと降りた。
なぜ急ぐか、それはキッチンで二人が何をしでかすかわかったもんじゃないからだ。