ナイフを持った男が言い放った
「僕は祐希って言うんだ。」
その瞬間、俺の頭に突然痛みが走った。

祐希「あれ?覚えてないのか?」

祐希と名乗った男が話す度に頭が痛くなる。
黙って欲しい。だが、痛みで話せない。

祐希「そりゃそうか、なんたって…………」

最後の方は痛みで全く聞こえなかった。
喋るな。黙ってくれ。
俺は痛みを堪えながら、話そうとした。
だが、痛みはどんどん増していく。
意識が遠のいていく。
その時だった。


祐希「まだ、繰り返さないとな。」