俺と拓弥は逃げた。
あのナイフをもった男から。
それにしても、この廊下こんなに長かったっけ?

?「まーてよー!少し話そうぜー!」

この言葉が、俺たちには、

「逃げるな、殺してやる。」

と聞こえていた。

俺たちはとある教室に逃げ込んだ。
❮3-A❯
俺達の教室だ。

拓弥「と、とりあえず、休もうぜ…」
望「あ、あぁ…」

息が上がっている。これ以上は動けない。
動きたくない。


?「やっと見つけたよ。」


俺の目の前には、あの男が立っていた。