ずっとキミと

ゆきが出ていくのと同時にあゆに声をかけた。

「ここではなす?
それとも、屋上とかいってみる?」

「こ、ここで大丈夫。」

そう答えると、下を向き黙ってしまった。

しばらくの沈黙のあと、あゆが突然言った。

「ほのか、最近ちゃんと笑えてない。
それに、あゆになんか隠し事してる?
ゆきくんには言えて、あゆには言えな い?」
半分泣きながら真剣に伝えてくる。

あゆは、結構鋭くて…

あたしがゆきを好きって気づいたのあゆが最初だったしな…

「言いたくないなら言わなくていいの。 でも、ねすっごく、心配、なの。」

ほんと、イイコ。