ずっとキミと

しばらく沈黙が続いたあと、ゆきが突然言った。

「ほのか、腕見せて。」
「な、なんで?」

真剣な顔で見つめてくるゆき。

「家で、みせる。ここでは、嫌だよ。
絶対に。」

ゆきの目をみて伝える。
しばらくすると
「わかった」
と、ゆきの声が保健室に響いた。

ゆきは気づいてるんだ。
わたしが切ったって…