ずっとキミと

保健室へ着き、私をベットへ座らせるとゆきも、隣に座った。

「ゆき。ゆきは入学式でなよ。」
「やだ」

ゆきは即答した。
「なんでよ。あたしは、どこにもいかないよ。」
落ち着いた声ではなす。
ゆきは、お母さんを早くになくしている。
私と同じ心臓の病気で…
ゆきが不安がる理由はもう一つあるのだけれど…

「わかってる。でも、俺がここにいたいんだ。」
「先生に怒られても知らないよ」

そう言ってそっぽ向く私。
ほんと、可愛くない…