嫌いな君のことが好き

すると石松が手の力を抜いてくれた。

捕まれたところが手の形に赤くなっちゃった。

「ありがと!佐伯って空気読めるいい人だね。」

え、なにその誉め言葉。

嬉しいんだか嬉しくないんだかわからない。


私は赤くなった手首をさすって首をかしげた。

「あれ?手そんなに痛かった!?ごめん!保健室行く?」

「い、いいよ。すぐ治るって。」

そんな弱いぶりッ子女子を演出したいわけでもないから断ったけど多分明日にはアザになってる。