嫌いな君のことが好き

「俺も初めはビックリしたよ。そんなことがあったから石松ってすごい責任感強いんだ。それが裏目にでて嫌う人もいるけど。」

責任感…?

「でも、石松が私のことを嫌いなことに変わりはないんでしょ?」

岸本くんはニヤッと笑って屋上の柵によじ登った。

「あんまり言えないけど、俺らの中では佐伯の話は出さないことにしたんだよ。宿泊学習のときから。だから石松はまだ佐伯のこと好きなんじゃないかって言う人ともう好きじゃないだろって言ってる人もいる。」


「岸本くんたちも知らないんだ…。」