嫌いな君のことが好き

始めて話すのに、馴れ馴れしい奴。

でも、石松もそうだったかな…。

私はいつも何かと石松に当てはめようとしてしまう。

『無意味に人を傷つける奴は嫌いだ。』

そして、いつもこんな正義ぶった理由をつけて石松を忘れようとする。

忘れようとしても、同じクラスにいるのに。

お前の方がいいから?って言われたときの有頂天になっていた自分が今では憎くてたまらない。

「プリント見せろっつーの」

一人でぼーっとしていると、岸本くんが強引に私のプリントを持っていった。

石松も私の教科書持っていったな…。

あのときは少しドキドキして、石松ってこんなことするんだ~って思ってたけど、どんな男子も普通にすることなんだ…。