嫌いな君のことが好き

「若葉。頑張ってね。」

坪川さんはスティック状のお菓子を食べながらうなずいている。


これで私は気に病むことはなくなったのか…。

清々しさと不安が混ざって気持ち悪い感じだ。

ここまで来て石松と付き合えなかったらどうしよう…。

でも、告白しよう!

って決めたとき、あることが脳裏をよぎった。

石松、父子家庭だった。

父子家庭は嫌とかじゃなくて、気を使うところとかあるだろうし、私はそもそも石松の何を知っているんだろうか…。