嫌いな君のことが好き

結局私たちはその後1時間歩き続けて山頂に到着した。

友達に質問攻めにあい、先生に怒られ、それからようやく足の手当てをしてもらった。

でももう足の腫れがひどくなってることも忘れて、私は石松のことしか考えられなくなっていた。

ひとまず、理穂と話し合わなきゃ。


「理穂?」

コテージに戻ると、理穂は坪川さんと二人で話してた。

「あ、若葉!足は?」

「手当してもらったから大丈夫。」

「そっか…。」

沈黙の時間。

それを破ったのは坪川さんだった。

「理穂ちゃん。私たち敗者の思いをぶつけてやって。」

え?なにそれ。