嫌いな君のことが好き

理穂の方を見たら一人で火をおこしていた。

佐々本くんは遊びに行っちゃったから一人で頑張ってる。

石松は一人でも大丈夫だし。

そう思って理穂の所に行こうとしたら

「行くなよ。」

石松の低い声に引き留められた。

「でも――」

「俺が指切ったら今度はお前が絆創膏持ってくるんだからな。」

え?

今めっちゃ胸キュンした。

自分の顔が赤くなるのがわかった。

「なにしてんだよ。肉取れ。」

ちょっと偉そうだけどカッコいいから許す。


そんな私を理穂がじっと見ているのを私は気づかなかった。