嫌いな君のことが好き

「そ、そっか。良かったね!!」

どうしよう。

悔しい。

理穂に石松のこと取られたくないよ…。

「若葉、これからも応援してね!」

理穂はルンルンだ。

私はやっぱり引いた方がいいよね。

こんなの、一瞬の気の迷いだよ!

私は自分に言い聞かせた。

「じゃあ、この席は出席番号順だから早速だけど席替えしちゃおっか。」

新しい担任がなんか言ってる。

いきなり席替えだなんて変な先生だな。

「じゃあ、くじ引きね~。おいでー。」

みんな紙のくじを引いた。

あ、真ん中の後ろだ。

私って前後のどっちかいないこと多いなぁ。

「若葉!同じ班だ!」

若葉は2つ前の席だった。

6人班だから同じ班になる。

「まって、もう一人の女子坪川さんじゃない?」