嫌いな君のことが好き

よりによって…。

『藤田和真』

ちょっと、なんだこのクラス!!

先生悪意しかないでしょ…!!

「関谷くんがいない…。」

残念だ。

残念すぎるよ。

関谷くんと違うクラスだなんて…。


「わーかば!」

誰かに後ろから抱きつかれた。


「理穂ぉぉ!」

理穂と一緒になれたことは凄い嬉しい。

でも、石松がいると気まずい。

「もう本当に嬉しい!!石松と一緒!」

「よかったね!…が、頑張ってね!!」


なんでだろう。

私、今理穂のこと応援するのが凄い嫌だった。