「はいはい、すいませんでしたぁ。ねぇ、今日席替えじゃん!」

月に一度の大きな運命の分かれ道!

関谷くんと隣になれますように!

「あれ?でも今回は先生が決めるんでしょ?」

あー。そうだった。

いっつもふざけている生徒が嫌になった先生が自分で席を決めると言い出した。

先生も私の好きな人知ってるから絶対隣になれない。

なんだよ!


幸運か不運か…。




私の隣に机をつけてきたのは石松駿也。

私と石松は黒板から見て左の後ろ。

関谷くんは右の前。


関谷くんとちょうど対角線で結ばれる位置になってしまった。