「あーーーあ。大学とかどこ行く?」

高2。

もうこんな話が飛び交う。

「俺サッカーやるけど頭もいいからちゃんとした大学入る。」

駿也のナルシ発言に皆の頭の上に怒りマークがつくけど私としては大満足だ。

駿也が行きたいとこには私は入れそうもないので大学は別かな。

「俺は親父の店継ぐから。」

角田くんも佐々本くんも家が料理店だから専門学校に行くっぽい。

「また別れちまうな、俺達。」

「ま、それが人生じゃん?」

「偉そうに言うな。そもそも卒業はまだまだだぞ。」

駿也がつっこんで皆気づく。

もう少し青春する時間がある。